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本麻手織 能登上布八寸名古屋帯(格子・山崎仁一)
商品説明
“上布(じょうふ)”という言葉をご存じでしょうか。上質の麻織物をさす名称ですが、現在では越後・宮古・八重山など、限られた産地でごくわずかに生産が続けられています。そして今回ご紹介する、能登(のと)上布。盛夏のきもの・帯地として“蝉の羽”にも例えられる、ひんやりとした肌触りが特徴の手織り麻織物です。
石川県・能登半島の付け根あたりに位置する羽咋市(はくいし)、ここに現在も唯一、能登上布の生産を続ける“山崎仁一工房”はあります。辺り一帯は、古くから麻織物の原料である苧麻(ちょま)や麻糸の生産が盛んに行われていた土地。ですが最盛期には120軒以上あった機屋も現在は山崎さんの工房のみとなってしまいました。
手で絣をつけ(櫛押捺染・ロール捺染)、高機で織り上げる。生産反数こそ少なくなってしまいましたが、昔から変わらない素朴な手仕事は今も変わらず受け継がれています。現在、山崎さんの工房ではご家族を中心に、若手の職人育成にも取り組まれています。
そんな山崎仁一工房で織りあげられた、能登上布です。
やや赤みを帯びた焦げ茶色地の地に、格子柄が織り出されています。決して目新しい配色でも絣柄でもありません。けれども、いつ見ても飽きることないそのデザインは、正に織物の王道。巾広い着物、そして着る方を引き立てる不思議な存在感を保っています。夏が来る度たとう紙を広げれば、昨年とはまた違った魅力を感じて頂ける… そんな流行に左右されない帯地です。
適度に張りのある生地風はやはり上布ならでは。またこちらの反物は、帯芯を入れずお仕立てをする八寸名古屋帯ですので、“少しでも涼しく装いたい”そんなお客様におすすめです。少しずつ変化していく風合いを楽しみながら、末永くご愛用頂ければと思います。お手持ちのお着物とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。
*能登上布は石川県無形文化財の指定を受けています。
■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。
■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。
■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。
■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。
■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。
本麻手織 能登上布八寸名古屋帯(格子・山崎仁一)
- 【素材】
- 麻100%
- 【生地巾】
- 約31.5cm
- 【生地丈】
- 約3.7m
- 【価格】
- 売切御礼