トップページ > 商品紹介 > 丹波布 八寸名古屋帯(大格子)

商品紹介

丹波布 八寸名古屋帯(大格子)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

民藝運動の父、柳宗悦の著書にこんな一節があります。
“この朝市で私共が見出して驚いたのは、俗に「丹波布」と呼ぶもので、婆さん達は短く、「丹波」と云っていた...私共が驚いたのは、その色の渋さ、織の温かさ、縞の美しさであって、もとより糸は手紡、色は草木染である...始めて見たこの布に、大いに心を惹かれ、見かける毎にのがさず買い漁った。”柳宗悦「京都の朝市」より

木綿を手で紡ぎ、草木で染め、手機で織る。柳宗悦によって広く認知され、昭和に入り復興するよりもずっと以前、古くは“佐治木綿(さじもめん)”と呼ばれた時代から変わらぬ素朴な手仕事。丹波布を見ていると、なぜか柔らかい気持ちになるのは、そこに人が携わった温かみを感じるからかもしれません。

清々しい白地に、こぶな草の黄濃淡・藍・薄緑でシンプルな格子柄が織り出されています。写真では少し分りづらいかもしれませんが、丹波布の特徴である“つまみ糸”とよばれる絹糸が所々織り込まれ、織に深みを感じさせてくれます。

木綿の帯はどんな着物に合せればよいですか?と言うご質問をよく頂きます。もちろん同じ木綿の素材はよく合いますし、絹であっても織りに味わいのある紬、結城紬や大島紬等に合わせて頂くと帯が大変よく映えます。帯の生地風を考えると、袷時期から単衣時期にお締め頂くのが素敵ではないでしょうか。

流行に左右されない、素朴でシンプルな帯地です。少しずつ変化していく風合いを楽しみながら、末永くご愛用頂ければ幸いです。

■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。

■ガード加工について
ガード加工をご希望のお客様は、オンラインショップのプルダウンメニューより【+ガード加工】をお選びください。ご指定の無い場合の加工は、パールトーン加工となります。 その他の加工をご希望のお客様はご連絡をお願い致します。 ・シルクガード・ハジックガード加工等

■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。

丹波布 八寸名古屋帯(大格子)

【素材】
綿100%(一部絹糸)
【生地巾】
約31.5cm
【生地丈】
約3.7m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 細かな線で斜め格子(襷)を織り出した紋意匠生地に、薄茶と丁子色の濃淡で襷文様が描かれています。線と線の間、薄茶と丁子から白色へふんわりと変化していく色。この柔らかな色の変化は“暈し染め(ぼかしそ・・・
  • いつまでも新鮮な美しさをとどめ、着る人に静かに寄り添う、そんな着物を…。きもの創り京都・小阪小阪豊さんの手がける染物は、古典を踏まえながらも、現代的な感性の意匠、都会的な色彩、そして着る人を・・・
  • 東京都世田谷区、閑静な住宅街の一角に、柳崇さんと晋哉さんの工房はあります。民藝運動の父と呼ばれた柳宗悦の甥にあたる、柳悦博氏が崇さんの父であり、晋哉さんの祖父にあたります。悦博氏から受け継いだ柳家・・・
  • 程よい透け感のある女郎花色の地に、躍動感のある葵文が染められています。絞りの柔らかな輪郭と、墨書き(カチン)による細やかな筆致が美しい、森健持さんの辻が花九寸名古屋帯です。辻ヶ花染めは室町時代から江・・・
  • すっきりとした淡い刈安色の地に、桝重ねの文様が心地よい間隔で描かれています。"スクウェア"と名付けられた、友禅長襦袢地。生地は柔らかく、それでいて捌きの良い精華生地を使用しています。着物の・・・
  • 「Salad」と名付けられた、室伏弘子さんの型絵染め九寸名古屋帯です。室伏さんは、1943年東京生まれ。東京都繊維工業試験場で研修後、福島輝子氏に師事されます。1981年には国展初入選、現在も国画会会員として作・・・