トップページ > 商品紹介 > 無双九寸名古屋帯(水草に金魚・淡新橋色)
無双九寸名古屋帯(水草に金魚・淡新橋色)
商品説明
ゆったりと水面に泳ぐ金魚を京友禅で表現した、無双(むそう)九寸名古屋帯です。
ゆらめく水草と水面の“透け感”、これは帯芯に描いた文様が表生地から透けることによって、何とも言えない透け感が表現されています。*5枚目の写真参照
辞書を引くと、無双とは“衣服の表と裏を同一の布地で仕立てること。また、そのもの。夢想。”とあります。やや聞きなれない言葉ですが、袷時期の長襦袢のお袖がこの“無双仕立て”にあたります。現在ではもう少し言葉を広く解釈し“文様を重ね合わせる”そんな時にもこの言葉を用います。
夏らしい涼やかな仕上がり…
ふっくらと愛らしい金魚、その下から帯芯に描かれた水草や水流がのぞき、まるで金魚鉢を覗き込んだような、不思議な構図で描かれています。適度に張りのある紗の生地と、夏らしい淡い新橋色の地色も清涼感を感じさせてくれます。
生き物を題材にした帯や着物は少なくありませんが、なかなか心惹かれる物に出会うことはありません。ともすれば安っぽく、また力み過ぎた表現になってしまうのです。下絵、糸目、挿し色、地染めなど、この帯に携わった一つ一つの職人の技量とセンスが窺える、非凡な仕上がりです。
お締め頂く季節ですが、通常の夏帯と同じように6月から8月末までが最も適した季節かと思います。ただ年々、単衣・夏物を御召頂く季節が長くなっています。TPOにあわせて、もう少し長くお締め頂いてもよいかと思います。 紬、小紋、色無地などに合わせて...お手持ちのお着物とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。
■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。
■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。
■ガード加工について
ガード加工をご希望のお客様は、オンラインショップのプルダウンメニューより【+ガード加工】をお選びください。ご指定の無い場合の加工は、パールトーン加工となります。 その他の加工をご希望のお客様はご連絡をお願い致します。 ・シルクガード・ハジックガード加工等
■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。
■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。
■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。
無双九寸名古屋帯(水草に金魚・淡新橋色)
- 【素材】
- 絹100%
- 【生地巾】
- 約34.5cm
- 【生地丈】
- 約3.7m
- 【価格】
- ¥242.000-(税込)
この商品をみたお客様は、こんな商品もみています
-
艶感を感じる淡黄色(たんこういろ)の地に、“厚板綾格子”と名付けられた文様が織り出されています。有職織物の一つ、“倭錦(やまとにしき)”。軽くしなやかな地風に、絵緯(文様を織り出す緯・・・
-
瑞々しい白地に、「蔓唐草牡丹文様」と名付けられた文様が織り出されています。ふっくらとした絵緯(えぬき・文様を織り出す横糸)が印象的な唐織袋帯です。適度な張りのある、さらりとした地風。躍動感のある意匠・・・
-
まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
-
どんな言葉で表現すれば、この織物の美しい艶とふんわりとした質感がお伝えできるでしょうか。他のどの作り手、産地のものとも異なる、唯一無二の風合い。久保原由佳理さんの草木染め綾織着尺です。久保原由佳里・・・
-
「緑草」と名付けられた、国画会加藤富喜さんの九寸名古屋帯です。加藤富喜さんは1972年生まれ。女子美術大学大学院を卒業後、毎年国画会へ出品。現在は国画会会員、そして母校の女子美術大学で非常勤講師を務め・・・
-
竺仙の高級浴衣、奥州小紋の浴衣です。経糸で絣を織りだした、手織り紬の様な独特の風合いの綿生地に、伝統的な染め方である引き染めで、江戸の頃より伝わる中形の柄を染め上げてあります。やや錆びた藍色で染め・・・