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2024/04/20
丹波布 ‐自然の恵み、命の布‐
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『丹波布の美』 柳宗悦
その色に乱れはない。奢りはない。
いつも静かでひかえめがちである。
山に包まれた国で育つ身である。
あでやかな都には遠い。
環境は色調を静めるのにいい状態にある。
それに質素な家使いの品である。
見せる為に送り出すのではない。
貧しい此目的が、いやが上に美しさを保証する。
丹波布は渋い織物である。
上村六郎著‐丹波布‐序に代へてより
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木綿を手で紡ぎ、草木で染め、手機で織る。
柳宗悦によって広く伝えられ、昭和に入り復興するよりもずっと以前、
古くは佐治木綿(さじもめん)と呼ばれた時代から変わらぬ素朴な手仕事。
丹波布に触れると、なぜか柔らかい気持ちになるのは、
そこに人が携わった温かみを感じるからかもしれません。
今回の会では二年以上を掛け制作して頂いた、丹波布の帯地を中心に発表をいたします。
特別に誂えて頂いた白生地(帯地)を、岡本紘子さん、甲斐凡子さんなどに染めて頂いた作品や、
糸染めを柳晋哉さんに行って頂いたコラボ作品など、新しい丹波布の魅力を感じる作品も制作して頂きました。
また作品展期間中は、丹波布のお誂えを承ります。
これまでに制作された見本裂を豊富にご用意しておりますので、ぜひ会場でご覧ください。
八寸帯地の場合は、現品と同じ反物価格 154.000円(税込)で承ります。
作品を制作して下さった、あおがき丹波布工房の大谷とみ江さんには会場にお越しいただきます。
糸紡ぎの実演なども予定しております。
手仕事の美しさ、そして大谷さんのお人柄に触れて頂ければと思います。
皆様のご来場お待ちしております。
丹波布 ‐自然の恵み、命の布‐
【岡山会場】
と き 5月10日(金)‐12日(日)
午前10時‐午後19時
*最終日は午後17時まで。
*大谷さん在場は11日・12日
*山崎陽子さんの着こなし自分流併催
ところ ギャラリーホワイトキャンバス
*岡山市北区表町1-6-38-2階
*もっと自由に大らかに 山崎陽子さんの着こなし自分流との併催となります。
丹波布を中心に、カジュアルからフォーマルまで、単衣・夏・冬物の新作も多数ご用意しております。
問合せ TEL 086-801-0551
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