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2019/02/10
25周年記念 ことほぎの会-琳派礼賛-
春の便りが待ち遠しい今日この頃、お変わりなくお過ごしの事とお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、ありがとうございます。
さてお蔭を持ちまして、本年、染と織たかはしは創業から25周年を迎えることが出来ました。呉服業界が目まぐるしく変化していく時代の中、こうして一つの節目を迎えられました事は、やはりお客様のご愛顧とお取引先様、そして作り手の方々のお蔭と、あらためてその有難さを感じております。
今回は25周年記念展といたしまして、「ことほぎの会‐琳派礼賛‐」と名付けた会を開催いたします。
本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳・乾山によってさらに芸術の高みにまで登り詰めた“琳派”は、江戸末期までに多くの画家に影響を与えながら、独自の画風を生み、受け継がれてきました。
それまでの常識にとらわれない、デフォルメ・クローズアップ・トリミングを大胆に用いた作風と、たらしこみと呼ばれる新しい技法は、数百年経った今も、私たちに新鮮さと驚きを感じさせてくれます。
特筆すべきなのは、こうした琳派の系譜が「私淑」(直接の師弟関係ではなく、その人を慕い、残された作品を模範として学ぶこと)によって受け継がれたことです。桃山から江戸初期にかけて活躍した光悦・宗達に私淑した光琳が琳派を確立し、その光琳に私淑した酒井抱一が、江戸で新たな琳派を創造したのです。
現代においても色褪せる事のないその美を、琳派を私淑する、友禅・絞り・刺繍など一流の職人の手で表現した染織作品と、日本伝統染織工芸保存会様のご協力により、通常は非公開の貴重な琳派作品(本歌)を合わせて展示させて頂きます。
今回の記念展では、琳派作品の他にも、節目の会にふさわしい弊店選りすぐりの染織作品を多数ご用意いたしております。
訪問着や小紋などの染物、結城紬や西陣織などの織物、また工芸会・国画会などの染織作家作品も多数ご用意いたしております。
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げております。
25周年記念 ことほぎの会-琳派礼賛-
と き 2月15日(金)‐17日(日) am10:00-pm20:00 *17日は午後5時まで
ところ 岡山シンフォニーホール 三階和風ホール *岡山市北区表町1-5-1-3階