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読み物

更紗に恋して -手描きジャワ更紗Reisia・藤井礼子-

染織には人を魅了する不思議な力がある。たった一枚の布や裂が“人生を変える”そんな出会いになることがあるのです。今回ご紹介する藤井礼子さんも、そんな染織の不思議な力にみせられた一人。着物と関係のない、・・・

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喜如嘉の芭蕉布 -平良敏子-

「今どきこんな美しい布はめったにないのです」民藝運動の父、柳宗悦の著書「芭蕉布物語」の一節です。沖縄県大宜味村喜如嘉(きじょか)。ここで平良敏子さんを中心に、かつて柳宗悦が訪れたこの地でみた芭蕉布の・・・

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型絵染め -大木夏子-

三年前、偶然見かけた一枚の布。私の中で何かが閃き、一瞬で心が奪われました。伸びのあるデザインに、シンプルで心地よい配色。一枚の布から感じた印象は、その後初めてお会いした”大木夏子さん”そのものでした・・・

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滋賀喜織物・帯匠丹波屋

織物の聖地、京・西陣。かつてはいたるところで機織りの音が聞こえ、帯地を中心に、盛んに織物が生産されていました。しかし現在では、その多くが西陣以外の場所で、そして、機械式織機によって生み出されていま・・・

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座繰り紬 -芝崎重一・芝崎圭一-

東京から約80km。群馬県伊勢崎市の長閑な住宅地に、芝崎重一・圭一さん親子の工房はあります。“座繰り(ざぐり)”と呼ばれる機械に頼らない糸作り、草木による染め、手機による織。「着物は着るもの。だから何より・・・

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摺り友禅 多ち花

きものには様々な染色技法があります。糸目友禅、型友禅、絞り、刺繍…意匠(デザイン)とそれぞれの技法が上手く組み合わせる事ではじめて美しい布が生まれます。今回は“摺型友禅”に拘る、染繍舗多ち花をご紹介いた・・・

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工芸キモノ 野口

40年前、呉服の世界に飛び込んだ私を迎えて下さり、数年の間修業させて頂いたのが「工芸キモノ野口」です。先輩に連れられ、毎朝百貨店に御用聞きにお伺いしていたのが、昨日の事の様に思いだされます。この40年・・・

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弓浜絣 ‐工房ゆみはま・嶋田悦子‐

鳥取県西部、米子から境港にかけての細長い約20㎞の陸橋「弓ヶ浜(ゆみがはま)」が弓浜絣(ゆみはまがすり)のふるさとです。元々は自給用衣料として、また農家の副業として土地の人々に受け継がれてきた綿織物。藍・・・

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型絵染め -岡本隆志・岡本紘子-

まだ少し肌寒い今年の三月、神奈川県湯河原にある、岡本隆志さん、紘子さんご夫婦の工房へお邪魔しました。予定よりも大幅に遅れてしまった私たちを、お二人は快く迎えて下さり、作品の事やお二人の馴れ初め、芹・・・

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本場黄八丈 -黄八丈めゆ工房-

東京から南に約290㎞、伊豆諸島の最南端に浮かぶ常春の島、八丈島。自然豊かなこの島で、数百年もの昔から変わらず織り続けられている絹織物、それが本場黄八丈です。黄色、鳶、黒、全てが島の草木から染められる・・・

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