トップページ > 商品紹介 > 本場結城紬 地機無地(奥順・淡亜麻色)

商品紹介

本場結城紬 地機無地(奥順・淡亜麻色)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

国の重要無形文化財として技術保存の指定を受け、織物の最高峰として愛される本場結城紬。
数百年もの昔から糸を紡ぎ、絣を括り、機で織る。その長い長い工程の全てが、人々の手仕事によって受け継がれてきました。工業製品の溢れる現代にあって、この手仕事が積み重ねられた布のもつ輝きは、より一層増しているように思います。人の手のぬくもりを感じる織物、それが本場結城紬です。

本場結城紬がその他の織物と別格に扱われるのは、経糸・緯糸共に手紡ぎの真綿糸(無撚糸)を用いているからです。袋真綿(繭を煮て袋状に広げた物)から撚りをかけずに紡ぎだされていく、空気をたっぷりと含んだ糸。暖かく軽やかな結城紬の着心地は、この手紡ぎの糸によるものです。1反分の糸を紡ぐには約2~3か月、約2000個もの繭が必要です。言葉にすればあっと言う間ですが、大変な手間と根気のいる作業です。
*本場結城縮は撚糸を使用します

丁寧に紡がれた糸は、柄を織り出すための絣括りへと進みます。
精緻の極みともいえる結城紬の絣括りは、絣糸を手と歯を使いながら綿糸で括り、一か所ずつ防染していきます。作業の見た目よりも随分と力のいるこの工程は、産地の中でも主に男性の仕事とされています。結城紬を代表する亀甲絣では、1反分で実に数万回という気の遠くなるような絣括りの工程を、均一な力加減で行わなくてなりません。

小さな繭が一反の結城紬になるまでには、京友禅の様に分業化された工程と多くの職人の手を経ていきます。それぞれの工程に専門の職人が携わることで、その仕事の質を高く保っているのです。糸紡ぎ、絣染め、その他にも細かな工程を入れれば数十の工程を経て、ようやく機に糸がかかります。

結城紬の製織には、"地機(じばた)"と呼ばれる機が使われています。経糸のテンション(張力)を、織手の腰で調節しながら織り進めるこの原始的な機は、手紡ぎの糸の味わいを損なうことなく、柔かな風合いを生み出します。
*本場結城紬には高機で織製されたものもありますが、ここでは省略いたします。

こうして丁寧に織り上げられた結城紬に初めて袖を通したとき、まず皆様がその軽さと暖かさに驚かれます。たんわりと暖かく、それでいて軽い。そしてお召頂く方とともに、少しずつその風合いは変化しています。「結城三代」や「結城に始まり、結城に終わる」など様々な言葉で評されるその着心地は、まさに唯一無二のものです。

前置きが大変長くなりましたが、地機で織り上げられた本場結城紬です。
シンプルな無地だからこそ、素材の持つ質感と仕事の善し悪しが際立ちます。そして何とも言えない柔らかな淡い亜麻色の地色は、様々な帯を受け止めてくれる大変に着回しの良い色です。掲載しております写真の様に、濃い地色から薄色まで、様々なコーディネイトがお楽しみいただけるのではと思います。

上質の細糸と地機によって生まれる軽やかな着心地はまさに唯一無二。産地での地入れ(湯通し)を終えた結城紬のたんわりとした風合いは、他のどんな織物にもない魅力を保っています。お手持ちの帯地とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。

■産地地入れについて
弊店では本場結城紬は、産地での地入れをお薦めしています。結城紬を扱いなれた職人さんが、一反一反昔ながらの手作業で地入れをして下さいます。お客様の目には触れることのない行程ですが、着心地を左右する大切な作業です。

■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。寸法のご相談などございましたら、お気軽にお申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、汚れやすい衿・袖口や裾等の部分洗いで十分です。長期間の保存の前や、シーズン終りなどには、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

本場結城紬 地機無地(奥順・淡亜麻色)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約38.5cm
【生地丈】
約12.5m
【価格】
¥616.000-(税込)

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • 織物の聖地、京・西陣。かつてはいたるところで機織りの音が聞こえ、帯地を中心に盛んに織物が生産されていました。しかし現在では、その多くが西陣以外の場所で、そして機械式織機によって生み出されています。&・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 菊唐草を織り出した照りのある紋意匠の地に、“二重菊(ふたえぎく)”が絞り染めによって描かれています。京都らしい艶やかな配色と絞りの柔らかな輪郭線が美しい、九寸名古屋帯です。友禅染めが生まれ・・・
  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 竺仙を代表するコーマ生地の浴衣です。シンプルな白地に、濃藍と緑みのある金茶色で割付草花が注染(ちゅうせん)で染め上げてあります。上質な生地と、昔ながらの染めに拘った竺仙の浴衣。江戸末期から磨かれてき・・・
  • 紺鼠で絞り染めを施した帯地に、鶴と亀、松竹梅がたっぷりとした刺繍で描かれています。京友禅の老舗、工芸キモノ野口の刺繍九寸名古屋帯です。工芸キモノ野口は、享保18年(1733年)初代金谷安部兵衛が京・油小路・・・