トップページ > 商品紹介 > 仁平幸春 九寸名古屋帯(Foglia/フォリア・染分け)

商品紹介

仁平幸春 九寸名古屋帯(Foglia/フォリア・染分け)

この商品についてのお問い合わせ

この商品を注文する

※オンラインショップへ移動します。


商品説明

透明感のある淡い若芽色の地に、「染分け」と名付けられた文様が描かれています。染織作家、仁平幸春(にへいゆきはる)さんの九寸名古屋帯です。

仁平さんは1965年東京生まれ。高校のデザイン科を卒業後、料理人を経て、染織の道へ。29才という若さで独立、現在は都内でご自身の工房、Foglia(フォリア)を主宰されています。

「染織をはじめてしばらくして、務めていた染屋が廃業してしまい、29歳で独立しました。 学歴も修行先も所属もなく…本当に何もなかったですね。(笑)」そんな風に仁平さんは当時を振り返ります。

「私は、高卒で、美大に行ったわけでもありませんし、どこか有名な工房で修行をしたわけでもありませんし、どこかの美術団体に所属もしておりませんし、組合や団体にも所属しておりません。また、受賞歴もありません。純粋に作品力と作者の考え方の表明だけで勝負してきました。」*仁平さんのnoteより引用


仁平幸春 九寸名古屋帯(Foglia/フォリア・染分け)
結城縮に合わせて…

仁平さんの作品は、「今までに無い価値観、色、文様、素材感」を持ちながら「現代人と現代社会に良く似合う和装」「流行りに流されないけども新鮮なもの」「呉服臭がしない和装」というものを、常に意識し制作をされています。*仁平さんのnoteより引用

デザイン・下絵から糸目友禅(真糊/ゴム共に)、蝋纈染(ろうけつ)の主たる工程はもちろん、蒸し水元など、作品の仕上がりを左右する可能な限りの工程を、ご自身の工房で行われています。

そしてご自身で「私は24時間、常に何かを作り続けていないと死んでしまうのです。」とお話される仁平さん。

その対象は染織だけに収まらず、絵画や料理、音楽など様々なジャンルに深い造形をお持ちです。インスタグラムにアップされる工房での給食は、基本的に仁平さんが手作りされるそう。どれもとても美味しそうなものばかりです。

仁平幸春 九寸名古屋帯(Foglia/フォリア・染分け)
仁平さんのサイン…


程よい艶感を感じる梨地に、深緑、濃灰色、白を基調とした染分け文様が描かれています。構図や配色など、シンプルなデザインの中に、仁平さんの感性が見事に表現されています。

反物でご覧頂くよりも、実際にお締め頂くと、着用時のバランスが考え抜かれたデザインの秀逸さを感じて頂けると思います。写真のように薄色の着物から、濃い地色のお着物にも…織物や小紋などに合わせてお楽しみ頂ければと思います。

きっと私の拙い写真では、この染帯の美しさの半分もお伝えできていないと思います。ぜひお手に取って、手仕事の素晴らしさをご覧頂ければ幸いです。お手持ちのお着物とのコーディネイトなどお気軽にご相談下さい。

■価格について
諸事情により販売価格は非表示とさせて頂いております。何卒ご了承下さい。ご購入ご希望のお客様は、お問合せフォーム・メール・お電話などでお気軽にお問合せ下さい。

■お仕立てについて
弊店にて検品後、弊店の基準に合格した国内の熟練の和裁士さんにお仕立てをお願いしています。帯芯の堅さや、寸法のご相談などございましたら、お申し付けください。

■お手入れについて
日常のお手入れは、部分的なしみ落としで十分です。長期間の保存の前や、全体の汚れが気になる場合は、ドライクリーニングをお薦めしています。ご家庭での水洗いは出来ませんので、ご注意下さい。

■色について
HP上の商品の色は可能な限り、現品に近づけてはおりますが、お客様のご使用のパソコン、OS、ディスプレイ(モニター)により色味が異なる場合がございます。何卒ご理解頂きますよう、お願いいたします。*パソコンで綺麗に表示されない場合、iphoneやスマートフォンからアクセスして頂くと、綺麗に表示される場合があります。

■お手元での商品確認サービス
こちらの商品はお手元で実際の商品をご確認いただけます。尚サービスご利用には仮決済が必要です。詳細はオンラインショップをご覧ください。

■在庫について
実店舗でも商品を販売しておりますので、お申込み頂いても売り切れの場合がございます。先着順にご紹介いたしますので、何卒ご了承下さい。

仁平幸春 九寸名古屋帯(Foglia/フォリア・染分け)

【素材】
絹100%
【生地巾】
約34.5cm
【生地丈】
約3.7m
【価格】
売切御礼

この商品をみたお客様は、こんな商品もみています

  • まるで織物のような細かな模様。これは、糸のように細くした竹を丁寧に手で編んで繊細に表現した竹細工です。タイのバンコク郊外、自然豊かな工房で女性を中心とした職人たちが、竹を細かく裂いたり、染めたりし・・・
  • 「ベネチア唐草文」と名付けられた、洛風林の袋帯です。深みを感じる黒色の地に“唐草”をモチーフにした意匠。本歌ははっきりと分かりませんが、日本でも古くから愛されてきた唐草文様を、洛風林らし・・・
  • 三年前、偶然見かけた一枚の布。私の中で何かが閃き、一瞬で心が奪われました。伸びのあるデザインに、シンプルで心地よい配色。一枚の布から感じた印象は、その後初めてお会いした”大木夏子さん”そ・・・
  • 竺仙で近年人気のある綿絽の浴衣です。すっきりとした白地に、萌木色(もえぎいろ)の濃淡が印象的な蔓桔梗(つるききょう)を注染(ちゅうせん)で染め上げてあります。綿絽はコーマよりも軽く、風を通し見た目にも涼・・・
  • 野村半平(のむらはんぺい)氏をご存知でしょうか。明治37年結城市で生まれた野村半平氏は、高等小学校を卒業後、結城紬の職人の道へ。戦中の奢侈禁止令から結城を守り、国の重要無形文化財指定に奔走した、まさに・・・
  • 淡くうっすらと赤みかかった枯色の地色に“厳島唐草文(いつくしまからくさもん)”と名付けられた文様が織り出されています。有職織物の一つ、“二陪織物(ふたえおりもの)”。ふっくらとした・・・